防災意識

 中央防災会議の専門委員会は2月25日、首都直下地震についての被害想定をまとめました。最悪の場合、建物の倒壊や企業の生産停止などによる経済損失として112兆円という被害が想定されます。死者の合計は東京、埼玉、神奈川で1万3千人です。新幹線の脱線で200人が死亡し、エレベーターに閉じ込められる人は1万1千人です。地震の直後、断水は340万軒、停電は200万軒で、自宅で暮らせずに避難する人は700万人に上るとしています。
 このような調査はとても有意義だと思います。地震が多発する日本という国に生活する人々は危機意識を持たなければなりません。災害問題の厳重性を意識したからこそ、早急にそれに対応する方策を取られるわけです。